※シナリオのネタバレありです。
前回の記事を書いた時点(3話までクリア)で既に心が折れかけていたのだけど、なんとか9話まで到達した。心を折る大きな原因となっていたのが「強敵に絡まれて全滅して時間が水の泡になる」ことだったので、エキスパンション・パスを購入し「敵の索敵無効」機能を使うことでめちゃくちゃ快適にプレイできるようになった。
エキスパンション・パスは決して安くはない。正直、自分に向いていないと思うゲームに追加課金するのは気が引けたけど、バトルシステムだけは気に入っていたので何とかこのゲームをやり切りたいと思う気持ちで購入した。そして心機一転、データを削除し始めからやり直した。大きなストレスがひとつ消えて、すごく面白くなった。・・・中盤までは。
エキスパンション・パスを購入したときは「時間をかけて楽しもう」と思っていた。が、長くプレイし続けているとやっぱり不満点がいくつも出てきて、いつの間にか「とっとと終わらせよう」になってしまった自分に気がついた。
攻略サイトを見ないと目的地までの道のりがまるで分からなかったり、フィールドスキルを発動するためのブレイド付け替えが面倒だったり、 サブクエストも単調かつ面倒なお使いばかりだったり、ガチャ産のレアブレイドたちに感情移入できなかったり、やっぱりストーリーに感情移入ができなかったり。他にもたくさん。
ストーリーに関しては好みの問題だとは思うけれど、レックスとヒカリ/ホムラが相思相愛な理由がイマイチ描かれていなかったり、急にニアもレックスに告白し出したり、本来の力を抑えるために作り出した人格のホムラがヒカリ登場以降も存在し続ける意味が分からなかったり、メツが記憶を消して出がらしになったはずのヒカリ/ホムラが普通にしていたり、そもそもレックス/ヒカリ/ホムラが覚醒した理由もよく分からなかったり、こちらの理解が追いつかない描写が多すぎた。
こういった描かれない部分を想像して埋めることができる人でないと本作のストーリーは楽しめないんじゃないかと思う。僕には無理だった。あとテンポが絶望的なまでに悪い。数メートル歩くごとに10分のムービーを見せられるとさずがにゲームをやっている気がしなくなってくる。(Switchがスリープモードに入るのを避けるためだけに歩かされているのでは・・・?)辛い。
ザコ敵と一切戦わずスルーして9話まできて、ついにボスに勝てなくなり、でもレベル上げする気力は残っておらず、ついに心が折れてしまった。
これでも数回のアップデートを重ねて良くなっているらしいけど、細かい不満点を上げたらキリがない。逆に言えば、不満点だらけなのに「なんとか楽しみたい、クリアしたい」と思わされたのがすごい。本作は「つまらない」のではなく、「苦痛、ストレスを感じる場面があまりに多すぎる」のだと思う。素材は良いのに料理の仕方を間違えたというか。
「本編はダメだったけど追加コンテンツ(黄金の国イーラ)は楽しめた」という感想をチラホラ見かけたので、せっかくエキスパンション・パスも買ったしことだし、黄金の国イーラは遊んでみようと思う。
一旦、『ゼノブレイド2』はこれにて終了。