※ネタバレありです。
本編の『ゼノブレイド2』はイマイチだったけど、追加コンテンツの『黄金の国イーラ』はめちゃくちゃ面白かった。全サブクエクリア、全ユニークモンスター討伐達成込みでクリアまでにかかった時間は28時間とボリュームは少ないものの、コンパクトにまとまった良ゲーでした。クリアしてしまったのが寂しいと感じるくらい、良かった。
まず、ストーリーとキャラクターが良かった。本編の前日譚だからストーリーは分かり切っているといえば分かりきってるんだけど、本編で感じたような「薄味なストーリーを過剰演出してる」感はほとんどなくて、安心して見ていられた。イベントシーンの長さも気にならなかったし。
ラウラのブレイドはシンとカスミ、アデルはヒカリとミノチ、ユーゴはカグツチとワダツミと、登場するブレイドは少ないし固定なんだけど、全員ストーリーにしっかり関わってくるからみんな好きになれたし、そのおかげかキズナギフトの解放に作業感を覚えることもなかった。(本編のガチャブレイドたちはほとんどストーリーに関わらないから全然好きになれなかった)
ストーリーにひとつ不満があるとすれば、メツを倒した後のエンディングがちょっと駆け足に感じた。ラウラの最期と、シンが闇落ちする流れがどう描かれるのか楽しみにしていたので、そこがほぼカットされていたのは残念。
本編同様、サブクエストも用意されているのだけど、これも作業感が薄くて良かった。サブクエストで登場したモブキャラが、のちに再登場したりして、見た目はモブキャラだけど、サブストーリーのキャラクターとしてしっかり描かれていた。最後のクエストではこれまでに登場したキャラたちが何人も登場。人助けしてきて良かった・・・となんだかこそばゆい気持ちになったし、それだけに、イーラ滅亡のショックも大きくなった。
最後に、本編で感じたストレス要素が大きく改善されていたのには驚いた。ゲームはなんでもかんでも突っ込んでボリューム大きくすれば面白くなるよね・・・というのは間違いということを実感。システムを複雑にしてボリューム増やしてもストレス増やしちゃダメだよね。
本編がイマイチだったので、先月発売された『ゼノブレイドDE』は購入するか迷っていたけど、『黄金の国イーラ』がすごく良かったので購入することにした。『ゼノブレイド』は好きだけど『ゼノブレイド2』は好きになれなかった(その逆も)という人が多いようなので、実は結構期待してたりする。