待ちに待ったポケモンの最新作「ポケットモンスターソード / シールド」をエンディングまで進めたので感想を書きます。クリアしたのはソード版です。わりと駆け足でプレイして、クリア時間は約16時間でした。
ポケモンといえば、主人公がポケモンを貰い、ポケモン図鑑の完成ないしポケモンリーグチャンピオンを目指すというのが定番のストーリーです。今作も例に漏れず、この流れで進んでいくのですが......。正直、ストーリーには物足りなさを感じてしまいました。
ジムバッジを集める道中は、幼なじみでもあるライバル「ホップ」が度々主人公の前に現れて、「次は●●シティのジムに挑戦だな!」などと「次にやるべきこと」を教えてくれます。たまに登場するくらいなら「おお、久しぶり!」てな感じでいいのですが、その頻度があまりに多いので「うっとおしさ」が否めず、「冒険してる感」がありませんでした。
洞窟などのダンジョンもあっさりしていて、過去作にあったようなワープ床や、動かす岩のような仕組みはなし。
最後の最後までストーリーに起伏がなく、ただただライバルに導かれるままバッジを集め、急に伝説のポケモンが絡んできて突然のクライマックス......。ドキドキワクワクが感じられなくなってしまったのは、僕が歳をとってしまったからでしょうか😔
とはいえ、良かったところも多いです。
「四天王」というよく分からない存在と勝ち抜き戦をするより、今作のようにトーナメントでチャンピオンを決めるというのは自然だと思ったし、「大会に出場している」感があって気分が盛り上がりました。
ジムリーダー戦はアゲアゲな曲が多く、ダイマックスという派手なシステムもあって熱かったです。
他にも(3DS時代と比べると)グラフィックは進化したし、シンボルエンカウトになったし、メニューからボックスにアクセスできたりと細かい改善が見られ、その辺りは良かったと思います。
育成はラクになった......のか?
発売前から「過去作より育成がラクになる」と言われていました。たしかに
- 性格を変更できるアイテムがある
- 特性を変更できるアイテムがある
- 経験値を手軽に与えられるアイテムがある
- アイテムで努力値を最大まで振ることができるようになる
など、育成手段の幅は広がったように思います。
しかし、これらのアイテムを得るにはお金、BP(バトルポイント)がそれなりに必要だし、マックスレイドバトルを周回する必要があります。
さらには使い捨ての技マシン「技レコード」を得るには、これまたマックスレイドバトルを周回する必要があり、「キョダイマックスポケモン」を捕まえるには、またまたマックスレイドバトルを周回する必要があります。発売前に"「マックスレイドバトル厳選」待ったなし"と書いたのですが、まさにその通りになってしまいました。
育成環境を整えていない僕が言うのもなんですが、そんなにラクになってないのでは......。
貧弱なマッチングを何とかしてほしい
そんな育成に必須のマックスレイドバトルですが、他プレイヤーとのマッチング機能があまりにお粗末です。他のプレイヤーの募集に参加しようとしても「見つかりません」「通信が切れました」などとエラーが出るし、自分で募集しても全然人が集まらない。最初はバグかと思いました。
マックスレイドバトル自体も、作業感が強すぎるし、テンポが悪いし、スタンプなど他プレイヤーと意思疎通する手段もないしで、やる気になれませんでした。
これらの点はネット上でも酷評されているので、今後のアップデートで改善されることを期待します。
それでも変わらずポケモンが好き
育成が簡単になるという点に期待していましたが、なんやかんや育成には時間がかかりそう。まあステータスを自由に変えられるようになってしまったら、育成とは言えなくなってしまうので難しいのでしょうが、簡単になった部分もあれば面倒になった部分もあって、これまでと大して変わってないじゃーん......という印象を受けました。
ということで、今作は本腰入れた育成はしないと思います。たぶん......。やりたい気持ちはあるのですが、仕事や子育てで趣味に使える時間も限られるので......。
ポケモンというコンテンツは変わらず大好きなので、配信を見て楽しんだり、レンタルパーティを使って対戦したりと、時間のかからない方法で今後も楽しんでいこうと思ってます!